突然の“こっくりさん”ブームから頻発する怪事件。その真相に怪談を介して迫っていく。1巻と違うのは、事件を誘発させようとする黒幕的存在が登場すること。おかげで学校は四ッ谷先輩が「プチ変人オンパレード」と呼ぶまでの状況に!
この「プチ変人オンパレード」の混沌っぷりは2巻の見どころのひとつだと思う。
「主人公のまわり、ヤバい人多過ぎなのでは……?」という疑問は、シリーズもののミステリーが続くと誰もが1度は抱くもの。
でも、そんな疑問も吹っ飛んでしまう勢い。もはやパンデミックと呼んで差し支えないほど。
主要登場人物がそれほど多くないにしても、個性が有りすぎですね(*´∀`*)
マトモだと思ってた真ちゃんがバカの烙印押されてしまって、あと、マトモなのは影が薄いヒナノちゃんくらいしか(。ŏ﹏ŏ)
「コメディとホラーは紙一重」なんて言葉があるけれど、その意味を実感しますねー。
ところどころ怖い。そしてところどころ笑える、そんな仕上がりです。
今巻は怪談に乗せたミステリー的な要素が強まっているような印象です。
怖さよりむしろ、「真相は?」そして「どうやって怪談で収拾つけるんでしょ?」というワクワク感が先に立つ感じ。
もっとも、怪談の場面(の絵)はやっぱり怖いです(。ŏ﹏ŏ)
“児躯履さん”のシーンは夜中の学校で、教室を真っ暗にして読むことをオススメします。
余談ですが、1巻では脇役(というかむしろ悪役?)だった「あのキャラ」が意外な活躍を見せます。
何と言うか……モブじゃなかった……!( ;∀;)
ちょっとカッコいいシーンもあります。そのあたりも、ある意味で必見ポイントだったりしますね。
四ッ谷先輩が今巻からチームワークを発揮してきてます。
引きこもり留年生のくせに(´・ω・`)
では、恒例の恐怖シーンをどうぞ。
・「児躯履さん」
・「髪切りヨウコさん」
「赤マルジャンブ 2009 winter」に掲載された読切「アソビバ。」も収録されています。
これはハイキューよりもこちらで掲載されて良かった世界観ですねー。
こちらも是非どうぞ。
では第二巻、これにてお了い。
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