Introduction

こんにちは。ていくんです。
今回は、引き続き「僕だけがいない街の2巻」をお送りします。
今巻は18年前の昭和63年が舞台。過去を変えるために試行錯誤する悟が見所です。果たしてリバイバルを活かすことができるのか!まだまだ謎が深まる第2巻です。ではどうぞ!

Scores

得点

絵柄:

( 5 )

ストーリー:

( 6 )

盛り上がり:

( 6 )

テンポ:

( 7 )

魅力:

( 6 )

加減点:

( 6 )


総合:

( 6)

属性

パラメータ

絵柄:

軽快←

→重厚

文字:

少ない←

→多い

ノリ:

軽い←

→重い

内容:

定番←

→奇抜


※スコアに関する説明はこちらです。

Impression

藤沼悟は前巻のラストの事件をきっかけに、18年前にタイムスリップしました。
リバイバル(再上映)ですね。18年も飛ぶの初のようで、悟も困惑しています。なぜこの昭和63年にリバイバルしたのか。18年前の事件とは。というこの物語の核心に触れていくことになる巻です。
現在(1巻)に起こったことが、ちらほら18年前(2巻)にも繋がってて、ミステリ好きには油断のならない伏線オンパレードですね。

佐知子の発言が1巻の佐知子をちらつかせていたり、何気ない会話にこれから先のことを暗示する内容が含まれていたり。
気になりだすと、全部気になってくる(´・ω・`)

こんなのもよく繋がってますね。愛梨と加代は接点ない(はず)のですが、この辺りの影響で悟は18年前の加代の件でリバイバルを起こしたということですか。

さて、中身に関してですが。
過去にはとらなかった行動を起こして、未来(現在?)をいい方向に変えていこうと考えます。全ては1巻で刺された母を助けるため。
そういや、悟、犯人にされかかってたのに、悠長にリバイバルしてていいのかな(-_-)

まず加代の失踪を防ぐため、加代に接触しますが、全く心を開いてくれません。
様々なアクションをおこして、状況を変えようとしますが……。
悟の思いは加代に届いて、失踪事件という不幸は無くせるのか。というところが2巻の見どころになります。

悟が加代に心を開いてもらうため、とにかく行動を起こしていきます。
結果、加代が徐々に心を開いていきますが、やはり簡単ではなく、様々なトラブルで一進一退。ですが悟は加代の失踪を阻止するために、地道にアクションを重ねていきます。

不気味な雰囲気、独特のダークな雰囲気は、この巻にも健在ですね。
たとえば加代が虐待を受けているなどの暗いバックボーンも犯人像を散らばらせていますし、この暗い雰囲気がベースになることが、この作品の見どころの一つではないでしょうか。
また悟が、同じ苦しい未来をたどってしまうのではないか……、子供のできることは限られてるよなぁと感じている不安も、この作品により暗鬱な影を落としています。

このあたりから、日付が重要になってくるのですが、3月1日の夜遅くまで加代と一緒に過ごして加代を守ろうとし、3月2日に誕生日会をするシーンには、非常にほっとさせられました。
一つ一つ起こった事実を変えて行けているのかと。暗い描写の中にときおり光る、温かい描写もこの作品の魅力ですよね。
と言いながら、暖かい描写で上げて、落とす、なわけですが(´・ω・`)

また様々な伏線がちりばめられていますので、これにはなにか意味があるんじゃないか……、と読みながら意識させられますよ。というより、意識した方が楽しいです。
そんな風に、伏線が張り巡らされているにもかかわらず、今巻も相変わらずテンポは速いです。どんどん物語は進んでいきます。この作品ほどリーダビリティのあるミステリ漫画はないんじゃないでしょうか。

さて、一気に上げて落とされたところで2巻が終わってしまったわけですが。
18年前の悟は加代を救えたのか。現在で警察に追われている悟は逃げ切れるのか。また、母上様は無事に復活するのか(´;ω;`)

あっちこっち気になりますが、続きは3巻のお楽しみです。
既読組も一緒に読み返して、ドキドキしちゃいましょう!

このレポートはこみれぽ!がお送りしましたっ!
レポート内で使われている画像は「僕だけがいない街 02巻(」から引用させていただいております。

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