Introduction

こんにちは。ていくんです。今回は、幻影戦獄伝 デモニオの1巻のご紹介です。
1巻の紹介と言いながら、完結なんですが、どうしたんでしょうか。主人公周りのキャラは魅力的でしたが、設定にやや無理があったか。駆け足での終了となったようです。ポテンシャルを秘めた作品だったと思いますので、ご紹介します。ではどうぞ。

Scores

得点

絵柄:

( 7 )

ストーリー:

( 4 )

盛り上がり:

( 4 )

テンポ:

( 3 )

魅力:

( 6 )

加減点:

( 5)


総合:

( 5)

属性

パラメータ

絵柄:

軽快←

→重厚

文字:

少ない←

→多い

ノリ:

軽い←

→重い

内容:

定番←

→奇抜


※スコアに関する説明はこちらです。

Impression

ストーリー

表紙にもある冴えない感じの男の子が、崩壊した世界で今までは隠れていた能力を発揮して活躍する系です。
ごらんの通り、少しライトな世紀末感で進行しています。

そんな中、現れた帰蝶という狐耳少女。この子が主人公飛田くんの能力を覚醒させます。

ちなみに、史実では帰蝶とは、斎藤道三の娘で織田信長の正室とされた濃姫の別名ですね。その流れの通り、飛田くんは、織田信長として生きていくことを託されます。
その飛田くんが召喚(?)するのが、”ウツケ”と呼ばれるロボ(?)で、このウツケが飛田くんに変わって戦います。

敵は”イマガワ”と呼ばれる、悪の軍勢。結構序盤からヒロイン候補の子があっさりやられてしまったりしています。
そういう意味では飛田くんも、覚醒の際に帰蝶に刺されていますし、そのあたりは伏線だったのが、最後の最後でわかります。ということは飛田くんも・・・・。

ストーリーとしては、打ち切り感がすごく、このロボが何なのか、なぜ日本は反転しているのか、帰蝶は何者なのか、解決せずに終わっています。
これは、また先になったとして是非是非リトライして書き上げてほしいと思います。

感想

今回、面白いなぁと思ったのが、戦国時代の武将をなぞって出していることですね。
戦国×異能バトル!となると熱くなる要素じゃないですか!が、敵をイマガワに絞ったのがもったいなかったですねー。もっと戦国乱世感があれば楽しかったかもしれません。

戦闘シーンは大味です。技名が独特のネーミングで、こちらも数が揃えばハマるのも出てきたのではないかと残念な気持ちがあります。ただ、そのネーミングに特に意図が感じられず、当て字に見えてしまってたのももったいなかったですね。

伏線回収しきれなかったり、謎が謎のまま、「俺たちの戦いはこれからだ」ラストになったのは大人の事情なんだと思いますが、ご覧の通り、絵は魅力的ですし、何より女性キャラがかわいいので、続いてほしかったのが本音ですね。

また、続きが描かれることを期待して、この本の紹介とさせていただきたいと思います。


このレポートはこみれぽ!がお送りしましたっ!
レポート内で使われている画像は「幻影戦獄伝 デモニオ(」から引用させていただいております。

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